通話アプリの元祖Skypeのシーン別活用法

 

無料通話アプリはたくさんの種類が登場していますが、シニアの方にはSkypeをおすすめします。その理由ひとつは、Skypeは音声通話に特化したサービスだということにあります。現在ではSkypeにもメッセンジャー機能がついていますが、もともと通話アプリだったため操作系が通話に特化しているので、使い方がわかりやすいのです。

では、そんなSkypeならではのシニア向けの利用法を紹介していきます。

離れて暮らす孫や子どもと毎朝テレビ通話

子どもやお孫さんが遠距離で暮らしている場合、帰省時にしか顔が見られないことも多いのでは。そんなとき、Skypeのテレビ電話機能を使えば気軽に毎日顔を見ながら話をすることができます。

Skypeならば相手がスマホやタブレットでも利用できますから、部屋などの場所を選ばずに気軽にテレビ通話ができるのがいいですね。

こちらも画面の小さなスマホの画面よりタブレットや、利用できる部屋は限定されますがパソコンを利用した方が、大画面で子どもや孫の顔を見ることができるようになります。

かわいい孫に絵本の読み聞かせ

自分の子供にしたのと同じように、孫に絵本の読み聞かせをしたいけれど同居していなければなかなかそんな願いも果たせません。

しかし、Skypeを使えば場所に関係なくお孫さんに顔を見せながらの絵本の読み聞かせも、非常に簡単にできます。親が忙しい時間帯やリラックスしたい就寝前の時間帯などに、Skypeを使った読み聞かせで孫の寝かせつけを手伝ってあげれば、孫に喜んでもらえるうえにパパやママからも「おじいちゃん」「おばあちゃん」としての評価が上がることでしょう。

夕食の献立の相談や着付けのアドバイスができる

Skypeのテレビ電話機能をフルに活用すれば、いろいろなシーンに役立てることができます。例えば、冷蔵庫の食材をカメラで映しながら「こんな材料があるんだけど」と料理の得意な友人や家族に相談すれば、即座にその食材のレシピが教えてもらえるでしょう。

着物の着付けなど、音声だけではわかりにくい相談も実際の映像を見せながらならであれば、相手の方のアドバイスも容易になります。

「Skypeカラオケ」をご存じでしたか?

若い世代ではニコニコ生放送などで自分の歌を披露することが流行していますが、シニアならではのSkypeの使い方として「Skypeカラオケ」というのが密かなブームになっています。本格的に高音質でカラオケを配信するためにはある程度の設備が必要になりますが、自宅のテレビにカラオケ装置などが接続されているのなら、そのまま音声をSkypeで流してしまうという手もあります。

若者たちは自分のカラオケを知らない人に公開するような配信をしていますが、シニアならそこまでする必要もないでしょう。事前に仲間に声をかけておき、Skypeなら「グループビデオ通話」で同好会的に複数の仲間で、定期的にSkypeでカラオケ大会を開催しても面白いかも知れません。

将来的には自動翻訳で外国人と通話できるように?

現在Skypeでは自動翻訳サービスがスタートしています。これは通話をリアルタイムで翻訳し、言語が違う人同士がSkypeを使って会話できるようになるサービスです。

残念ながら現時点ではまだ日本語を翻訳できないため、日本人が利用できませんが当然近い将来日本語に対応するようになるはずです。文字ベースの翻訳は既に実用的な精度で利用できるようになりましたし、音声認識技術も同様に進歩していますので、それほど遠くない将来外国人の友達とSkypeで「会話」できる日がやってくることでしょう。

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