絵が苦手な人でも上手にできる!パソコンやタブレットで絵やぬり絵を描いてみよう!

「絵を描くのは、昔から苦手なのよね」「描くのは好きだけれど、絵の具や筆、色鉛筆などの道具をそろえるのはちょっと手間だな」と、そんなシニアの皆さんに、ぜひ挑戦していただきたいのが、「パソコン」や「タブレット」を使ってのお絵描き。
WordやExcel、無料ソフトや無料アプリを使ったお絵描きやぬり絵は、とても気軽に楽しめるものです。カラフルな絵を描いて、生活に彩りを与えてみませんか?

まずはパソコンやタブレットで絵やぬり絵を描いてみよう

「パソコンで絵を描くなんて、高度な技なのでは?」と思う方も、気軽に取り組めるものがあります。
プロのように専門ソフトを使って、複雑なデザインをするとなると難しいかもしれませんが、Wordや無料ソフトや無料アプリを使うと、初心者でもとても簡単にお絵描きやぬり絵が楽しめます。特に、Wordを使ったお絵描きは、あらかじめソフトに入っている図形を組み合わせて描き上げるため、通常のお絵描きが苦手な人でも心配いりません。
間違えても一からやり直しをする必要がなく、気にいる絵ができるまで何度もやり直しが可能です。お好みのデザインになるまでじっくり楽しめます。

インターネットには、Wordでお絵描きを始めるときに役に立つ、動画や解説付きの初心者向けのサイトもたくさんあります。Wordでお絵描きってイメージがわかない……そんな人はぜひ参考にして、まずは簡単なものからチャレンジしてみませんか?

パソコンでお絵描きを極めたシニア:堀内辰男氏

定年と同じ時期にパソコンでお絵描きを始め、コンクールでの優勝、講師という新しいステージにたったシニアもいます。
群馬県館林市在住の堀内辰男氏は、定年退職を目前にパソコンを購入しました。そこで、Excelで絵を描く「パソコン画」という手法に出会ったのです。2000年ごろから活動を始め、2006年にはOffice活用情報サイト「moug」が開催した「オートシェイプでお絵かきコンテスト」にて、絵画・人物画部門で大賞を受賞。その後も、3年連続で入賞を果たしました。近年は、館林市の美術展への出品、大型絵本の制作、スクール講師など活動の幅を広げて活躍している、現在73歳のシニアです。

描いた絵やぬり絵を活用しよう

Wordで作成した絵は、そのまま保存せずに、画像ファイルにして保存すると使い道が広がります。お絵描きが完了したら、スクリーンショットを撮り、ペイントソフトに画像を移します。
「名前を付けて保存」に行き、ファイル名の下にある「ファイルの種類」のリストから、JPGかPNGを選べば完了です。詳しい方法は「ワードお絵描きを画像にする」を参照にしてみましょう。

画像ファイルとして保存した絵は、プリントして自宅のデコレーションにしたり、名刺や年賀状のワンポイントとして使ってみたりしましょう。印刷ボタンを押す前に、プレビューで画像の位置の確認を行うようにすると、上手にプリントができます。
普通の紙の代わりに和紙やデザイン入りの紙にプリントするほか、おしゃれな額縁に入れれば、とびきりの「アート」の完成です。

完成した絵やぬり絵をみんなに見てもらおう

完成した絵やぬり絵はせっかくなら誰かに見てもらいましょう。メールで家族や友人に送信するのも楽しいですが、自信作ができたら、SNSに投稿して、より多くの人の目に留めてもらうのはどうでしょう? SNSに投稿する際にぜひ活用したいのが、「ハッシュタグ」と呼ばれる機能。ハッシュタグを付けて投稿すると、同じ興味を持った人の検索にあなたの絵がかかりやすくなります。そうすると「いいね」や「シェア」をしてもらえ、コメントを通じて交流をつなげていくことができるので、お絵描きの楽しみも倍増です。

ちなみに、お絵描きやぬり絵に興味がある人が使う人気ハッシュタグには、「#お絵描き好きさんと繋がりたい」「 #drawings 」「#アート」「#お年寄り」「#painting」「#イラスト」「#ぬりエイター」「#ぬり絵てがみ」などがあります。ぜひハッシュタグ付き投稿に挑戦してみてくださいね。

お絵描きの新しい楽しみ方はパソコンやタブレットで!

自分のペースで続けていける「パソコンでお絵描き」や「タブレットでぬり絵」は、ちょっとした空き時間に何かしたいな……作品を作り上げる喜びを感じたいな……そんな人にぴったりのプロジェクトです。パソコンさえ持っていれば、特別な道具は必要ないので、始めるのもとても簡単。オリジナリティあふれる作品を作って、お絵描きやぬり絵の新しい楽しみ方を体験してみましょう。

参考:

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