話題のハイレゾオーディオの高音質をパソコンやスマホで楽しむ

そもそも「ハイレゾオーディオ」とは?

「ハイレゾオーディオ」という単語はもしかしたら聞き慣れないかも知れませんが、これはデジタルの「高音質オーディオ」を指します。

現在主流のデジタルオーディオは、音源のデータを圧縮してファイルサイズを小さくしていますが、ハイレゾオーディオはその圧縮の比率を低くして、できるだけオリジナルの音源に近い高音質を保つための形式です。

これまでのいわゆるMP3形式の音楽ファイルは、CDよりも情報量が少なく、場合によってはCDから取り込むと音の劣化がはっきりとわかるレベルでした。それに対してハイレゾオーディオはCDの3倍以上の情報量を持ち、「場の空気や臨場感までを再現できる」という声もあるほどです。

実際に視聴してみると、音響マニアでなくてもはっきりとその違いがわかるレベルの品質の違いで、曲に最も合ったイコライザーが完璧にセッティングされた状態で、すべての音楽を聴くことができるといったイメージです。

若者が好む高音と重低音だけを強調した音質ではなく、全音域の音がくっきりとした輪郭を持って耳に飛び込んでくるのは、やはりハイレゾオーディオならではの魅力です。よく知った曲のハイレゾオーディオとそれ以前のデジタル音源と聞き比べればボーカルの息づかいに驚いたり、こんな音が鳴っていたのだという新しい発見もあったりするはずです。

パソコンでハイレゾオーディオを再生するには

ハイレゾオーディオは既存の音楽プレイヤーでは再生できません。パソコンで再生するためには、ハイレゾ対応の専用プレイヤーアプリケーションがありますので、まずそれを入手しましょう。ただし、本格的にハイレゾオーディオを楽しむためには、ソフトウェアの追加だけでは足りません。なぜなら従来のパソコンは、CDの再生を前提としたオーディオチップが使われているため、現在販売されているほとんどのパソコンではハイレゾオーディオの品質を再生できるハードスペックではないためです。

ハイレゾオーディオの醍醐味を味わうためにはまずUSB接続のハイレゾ再生専用デバイスを購入し、パソコンに接続します。
再生デバイスはAmazonなどで購入できます。OSやパソコンの機種に対応した機器を選択してください。

さらにその上でパソコンのサウンド設定をから「24ビット、192000Hz」に変更します。Windowsの場合はツールバーの「音量ボタン」を右クリックし、「再生デバイス」で接続したデバイスのプロパティを表示し「詳細」で「24ビット、192000Hz」を選択してください。
Macの場合はアプリ一覧で「ユーティリティ」フォルダを開き「Audio MIDI 設定」をクリック。この中のフォーマットのサンプリング周波数を「96000.0Hz」に変更します。Macの場合はiTunesではダウンロードしたハイレゾ音源のファイル形式を再生できない場合もあるので、dBpoweramp Music Converter(http://www.dbpoweramp.com/dmc.htm)などのユーティリティをダウンロードし、Appleロスレス形式にコンバートするといった手間もかかります

これでデバイスとパソコンの設定ができますので、ハイレゾ音源を入手してパソコンで再生してみましょう。もちろんスピーカーなどもそれなりの性能のものを用意しないとハイレゾ音源の本質を楽しむことができません。

たとえば

ポータブルプレイヤーでハイレゾオーディオを再生するには

音楽をどこでも気軽に楽しめるコンセプトで一世を風靡したWALKMANもまた、ハイレゾオーディオにいち早く対応しています。

SONYからはハイレゾ専用のヘッドヘッドホンも用意され、本格的なハイレゾ音源体験ができ、WALKMANではほとんどの場合ヘッドホンを使いますので、折角ならハイレゾ対応を使いたいものです。

また、WALKMANではハイレゾ非対応の従来の音源を「DSEE HX」と言う機能でハイレゾの高解像度音源に変換してあたかもハイレゾ音源のような高音質で再生する機能もあり、気軽にハイレゾ体験ができるという意味でほかに無いメリットとなっています。

ハイレゾオーディオのメリットとは

CD以上の音質を手に入れるということは、当然のことながらCDからは変換できないということです。もともとの音源の情報量が多いことが特徴ですので、ハイレゾオーディオを入手するためには専用の配信サイトから購入、入手する必要があります。
国内では下のような配信サイトがあります

また、ハイレゾ音源には単に音質がいいと言うこと以上のメリットがあります。

例えば学術的な研究結果から」ハイレゾ音源を聴くと、脳に強い快感を与え「快感」を約1.2倍、「安心感」を約3倍強く感じ、さらに「不快感」を約4割、「不安感」を約3割減少させると言う研究結果も報告されています。

まだハイレゾオーディオは過渡期とも言える段階で、手軽に楽しむわけにもいきませんが、高品質な音楽を楽しむことができ、さらに脳にまで良い影響があるのであれば高価な機器に手をつけるマニアなオーディオファンでなくても、興味があればまずは家電量販店などで最新のオーディオを体験してみてはいかがでしょうか。

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